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笑わない数学者

2009年04月20日 19:38

森博嗣さんのミステリもこれで三作目ですね。
(以下、ネタバレ感想です。ご注意を。)

我々読者に問いかけられているのは、あのトリックの答えではなくて「彼」が「誰」なのかを解き明かすということでいいんでしょうかね?
あのトリックはかなり早い段階でわかるものだと思いますし、作者さんのHPでも意味深なことが書いてありますし・・・勝手にそう思っているのですが。


つまり、あの3人のうち誰が天王寺翔蔵博士か、ということですよね。
結構他の感想ブログ・ホームページ様で取り上げられているので細かいところは割愛しますが・・・。

いたる所にちりばめられていたキーワード、「不定」の上手い使い方だと思います。
天王寺博士が誰なのか、という謎は物語の主人公である犀川先生には解くことができません。彼にとってはずっと「不定」のままなのです。


だって、この謎を解く手掛かりは、「笑わない数学者」という作品タイトルだけなのですから。


つまり「数学者」は「笑わない」ということ。
3人の内、笑っていないのはあの白骨死体のみです。

本の中での謎なのに、物語の登場人物には決して解けない謎。
これは作中でも語られていた、『「内と外」の哲学』を思い出してしまいました。



トリック自体は易しめですが、とても印象深い作品でした。
あと、萌絵が可愛い(笑)。
萌絵と犀川先生の言動にはいちいちニヤニヤさせられて大変でした(笑)。



結局、犀川先生は萌絵の問題にどう答えたんでしょうかね?
犀川先生の返答こそが、読者にとっての「不定」なのかもしれませんね。



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